学校法人朝日学園 明生情報ビジネス専門学校

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連載第2回~初級の教え方~「直接法」その1

初級教授法~直接法~

日本国内の学校では日本語を直接法で教えます。

直接法とは、ある外国語を教えるとき、その外国語だけを媒介語とする方法です。

新出の語彙、文型を既出の語彙、文型を使って説明します。

そして、それを積み重ね、学習言語の理解を深めます。

日本語を外国人に教える場合も、最初級のレベルから日本語だけを使います。

国内の日本語学校と海外の日本語学校

日本国内の学校では1つのクラスに多くの国籍の学生が集まるため、学習者全員が理解できる言語は日本語だけです。

英語、中国語など他の言語を使って教えると、クラスの中にわかる学生、わからない学生が出て来るので授業が成立しません。

 

海外の学校では、学生はふつう単一国籍なので、翻訳法を使うことも可能です(注)。

つまり、学習者の母語を媒介語として、語彙、文法などを説明します。

ノンネイティブ日本語教師の存在意義はここにあります。

 

彼らは、「学習者の母語+日本語」のバイリンガルで、

学習者と共通の母語を使って、わかりやすく、手っ取り早く日本語の語彙や文法を説明します。

 

ただ、「過ぎたるは及ばざるが如し」で、過度の母語使用は学習者の障害になります。

日本の英語教育はその典型です。

日本語教師を目指す方々へ

日本語教師を志す多くの方々は海外での勤務を考えているのだろうが、

私は最初の数年は日本国内で「修行」することを強くお勧めします。

 

最初に海外で勤務すると、翻訳法(学生が単一国籍である場合の教え方)に慣れてしまい、「直接法」の方法が崩れてしまう。

そうした状況で日本に帰ってくると、教室でとても苦労することになる。

まず、日本国内できっちりと直接法を身につけ、それから海外に行ってください。

そうすることは御身のためです。

荒川友幸
東京明生日本語学院 養成科主任
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